藍子のお気に入りの歌一覧
ひよこ豆
足音がガシュカシャゴシュとリズムとる晩秋の路 木漏れ日の中
14
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朝露
小豆炊く甘い匂いの台所湯気の向こうの母の割烹着
6
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朝露
虫の声聞きつつ眠る秋の夜にポツポポツと雨音混じる
7
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朝露
泣き聲の指差す先の河の中ピンクの帽子プカリ搖れてる
7
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煩悩
毎日は和訳のない洋楽のよう君の罵声に戸惑うばかり
9
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煩悩
この夜の底で渇きの海へ行くひたすら歩め我が四足歩行
9
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煩悩
キャデラックより放たれるマグナムの弾丸を切る刃紋
8
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煩悩
朝の雲になったぼくの寝息に乗っかってるのはだれだ
9
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煩悩
マウンドの視線は追う走者一掃の左中間に落ちたボール
9
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ひよこ豆
公園の枯れた枝葉に隠された白い紫陽花 可憐に一輪
20
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ひよこ豆
寒そうに道路の端にかたまって道行く車を見上げる落ち葉
21
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夢士
秋の日を受けてハンドル右ひだり峠のもみじ富士の峰白し
15
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夢士
鼻のあるバス待つ僕は四年生暗闇のなか母の手にぎる
18
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夢士
霜月の風に吹かれて庭の隅独りゆらゆら河原撫子
20
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夢士
東の空は朝焼け朱鷺の色下弦の月や白き残月
17
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詠み人知らず
若きらは日々の鍛錬信に代え絆は強く襷を繋ぐ
10
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詠み人知らず
明け六つの鐘つく前に禅を組む若き僧侶の雑念如何に
14
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詠み人知らず
もゆるごと蒜山三座錦秋の衣まといて冬引き寄せり
18
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詠み人知らず
対峙する蒜山三座に時雨きて雲間照る山錦の絵巻
17
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滝川昌之
紅い実は補色の緑の葉に映えるナナカマドって秋の画才は
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