千映のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
「たまに来る実家はいい」と泣けるよなセリフを置いて子は帰りゆく
23
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横井 信
葉桜の耳をくすぐる清き風みどりに香る木漏れ日の道
19
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春咲
並び寝る君と吾子の間入りければ似たる顔なる二人笑へり
13
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青き銀椀
明けに見て暮れに想ひぬ薔薇さうび白さや歌にしかねつるかも
9
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へし切
年ごとにわらべの数の減る国の何か祝いのうれしからまし
22
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へし切
あらたしき春をふたたび迎ふ日のしぐれ静かな和むこころに
25
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恣翁
不如帰 血を吐くを聞く 詫び住まひ 咳してもひとり 木霊も無くて
20
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灰色猫
剥き出しの飢えた心臓ぎらつかせ夜をさまよう閉鎖病棟
24
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灰色猫
貧困や飢餓で苦しむ国の名を今すぐお前答えてみろよ
22
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コタロー
花筏そつと搖らして泳ぐ鯉水面に身體見せては沈む
10
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灰色猫
万世を越えこし万葉名にせらば新しき世や平和ならなむ
25
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灰色猫
伝令を走らせ給え次の世へ平和を願う文を持たせて
28
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まぽりん
平らかに真幸く成れと祈るらむ君が心を千代も継ぐべく
26
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青き銀椀
しとど降る長雨なれば三日月もかくれわびしき長唄そ欲し
15
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滝川昌之
定年の花束抱いて妻の元帰るくらいが俺の退位さ
22
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コタロー
象徴の摸索續けた天皇の最後の言葉平成終はる
12
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滝川昌之
子を育て若葉に触れた季節は過ぎ平成はこの春と暮れゆく
22
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横井 信
両腕を広げて風を感じても僕はいまだに空を飛べない
16
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へし切
むらさきの都忘れの花みれば恋ふる人さへ忘るものかは
23
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横井 信
庭石にひとつふたつと雨粒の染みを数えるみどりの楓
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