矢車菊のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
散髪の予約を入れて書き込めば打ち止めとなる今年の手帳
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詠み人知らず
憂きことを思ひつらねて浮かぬ夜は賜りし文読み返したり
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へし切
荒野にも季節が廻れば花は咲く雨の日もあり晴れの日もあり
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千映
顔知らぬうたのわ人の優しさに凹んだこころ少し膨らむ
17
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夢士
誰よりも元気印のあの人が西空に逝く流れ星の夜
19
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灰色猫
空想も夢想であっても綴ったら声にしたなら宿る言霊
17
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灰色猫
冷えきったアスファルトへと溶けてゆく泡雪たちのその断末魔
15
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林林
蓋付きの衣装ケースの二段目にふわり毛糸の服と帽子と
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灰色猫
あたたかい冬の陽だまり優しくてラブラドールの眠りを眠る
13
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灰色猫
切なさの夜を渡って今やっと辿り着いたよおやすみのキス
12
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舞
語り部の言葉虚しく一葉の詩のみ遺せひとの営み
12
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灰色猫
海鳴りに静かな君の歌想う眠れぬ夜の底に沈んで
22
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灰色猫
銀杯に君を想いて酌む酒に花のひとつをそっと浮かべる
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灰色猫
清らなる棚機津女の織る水の衣に灯る織姫の恋
17
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灰色猫
白き息ほのかに香る吟醸の冬の宴に開くむねの花
17
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灰色猫
春眠の夢とうつつに香りたつ白き梅花を手折るまどろみ
21
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詠み人知らず
背伸びした一夜限りの思い出は 涙色したキスひとつだけ
12
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水海はるこ
ふたりからひとりになっただけなのに半分になったように寂しい
10
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灰色猫
聖夜という魔法がなければわたしたちきっとひとつになれなかったの
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灰色猫
真っ白なピュアなこころに響くという聖なる鈴を置いておきます
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