只野ハルのお気に入りの歌一覧
飛和
筆先にふくんだ墨の濃淡で白紙に咲かせてゆく夏椿
16
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茂作
狹き庭草を毟りて泥土の 軍手を洗ひ この家に夏
16
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灰色猫
久々に歌壇に投稿してみれば佳作頂き父へ報告
13
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へし切
戦争を始めた国に先はなし たとへ勝とふと得るものもなし
8
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横井 信
紫陽花の雨の誘いに足を止め汗を拭いてる風の抜け道
10
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へし切
何処までも続く浜辺の 寄する波 消へて久しきふるさとの海
15
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灰色猫
暗闇が静まり返る海底で君の指輪を探しているの
7
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横井 信
田おこしに濁る小川のアマガエルそっと雨待つ夏草の陰
10
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滝川昌之
雲低く燕が重く飛ぶ朝に我が通勤の足取り重ね
12
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恣翁
くもり硝子に 薄れ日の差す春の午後 心の襞の翳りゆくらむ
13
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灰色猫
へし切の刃はなほなほ柔らかく守る光を放ちそめきよ
8
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舞
廃屋の壊され残る葉桜の眺めて過ぎる春は何色
9
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滝川昌之
プロポーズするはずだった知床の海凪げば咲くハマナス悲し
12
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灰色猫
雨降りのマークばかりの早朝の孤独な気分を愛していたい
8
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卯月
神さまは、きっといるのだ 葉桜の奥の幽かな軍艦マアチ
5
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ななかまど
流氷の離れし後のシリエトク浜茄子待つや鎮魂の春
12
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芳立
たづねきし夢もうつりぬあかねさす君に緑の風かをるころ
6
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へし切
孫からの 日にち遅れのお祝いに 心もなごむ 今日も 誕生日
10
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へし切
春の野に 蝶は自由に空を舞ふ 人は境をつくり争ふ
14
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へし切
澄みわたる空は青々 野辺みれば 菜花は染める彼の国の色
10
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