まぽりんのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
立ち込める暗雲なおも黒々と近くて遠き隣人の壁
13
もっと見る
び わ
新潟の娘を嫁に頂いて遅くなったが今日御挨拶
7
もっと見る
松本直哉
添へられしやさしき祖父の手の記憶はじめて鋸をもつをさなごに
9
もっと見る
煩悩
夏草に覆われているジャングルジムは空を忘れた熱気球である
10
もっと見る
詠み人知らず
道すがら朝からやってる居酒屋の中を背伸びで覗いてみたり
5
もっと見る
灰色猫
盤上に命を託す刃のようなその指先が鳴らす歩兵よ
22
もっと見る
ななかまど
透きとおる小さき体で泳ぎたる名の恨めしや裸亀貝
6
もっと見る
詠み人知らず
寄せ植ゑに日日草の彩りを 花を愛して晩年の日々
11
もっと見る
詠み人知らず
吾が庭に迷いて来たるかギンヤンマ網戸ごしにて楽しみて観る
10
もっと見る
詠み人知らず
日盛りの垣根を染し凌霄花風をさそふて蔓の遊べる
10
もっと見る
滝川昌之
納涼祭 告ぐ行燈に 今は亡き 友の店の名 また見上ぐ夏
13
もっと見る
滝川昌之
息荒く汗をかけない老犬は雪にはしゃいだ庭偲びおり
15
もっと見る
滝川昌之
我先と蔓で抱き着く朝顔を受ける支柱の柱冥利よ
15
もっと見る
舞
夕焼けや道端の花雲などをふと美しと思える幸せ
3
もっと見る
舞
幾たびの春の別れの川の名にいかに優しきカムイ坐します
8
もっと見る
舞
角打ちのコップ酒へと浮かびくる吾が来し方の酔い苦き夜
9
もっと見る
蔓葵
和歌の浦にあそぶ千鳥はむかしにてむなしき浜に跡だにもなし
15
もっと見る
蔓葵
花をのみながめくらさん窓よりや世をうつせみの声聞こゆなり
11
もっと見る
KEN
草渡る 風にかなしげ あしびきの 峠の夏に なでしこひとつ
12
もっと見る
KEN
右へ行く 左へ行くと 譜に合はせ 救急車兩が 歌ふ梅雨明け
11
もっと見る
[1]
<<
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
>>
[826]