詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
紫苑
ビル群に闇せまりくるひとときを異形の影の並みて歩める
7
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紫苑
なだめつる獣の背のれんれんと晶子登美子の熱つたへをり
4
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五穀米
夜空には怖ろしきもの在るらんに天使等は雲に見え隠れつつ
2
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真山千展
魔術師の血の通ってない指先に薔薇が咲き乱れる春の夢
1
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falcon
おもひでの湖に舟漕ぐ年寄りもわれらも見ずや明日の景色を
14
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市川ありさ
君のこと困らせるのも好きでした魚肉ソーセージに噛り付く
2
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詠み人知らず
水を打つ黒き羽影を見送りて弔ふものなきしづもりに落つ
13
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紫苑
希みなきルサンチマンに身をよじる 魚眼レンズにひずむ東京
5
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詠み人知らず
いかばかり涙の落つる夕べかな海より出ずる月はあらねど
13
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ケンイチ
海ふかくあなたの声はさ迷ひてわたしは空の風を見てゐる
15
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ケンイチ
旅ぞらの満つかなしみのさ中にてけふこそ此処に吾は涯つべし
14
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紫苑
汚してし世に終末のなきものとひとよを過ぐすわたしはかもめ
5
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詠み人知らず
こころてふわが身の内より伸びゆける国境線にいのち消えつつ
9
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五穀米
雷霆はジュピターの持つ矛なればなにや怒りの兆しであるか
10
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詠み人知らず
あかときの空照り鳴らす稲玉や上皇さまの行幸なるらし
12
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紫苑
「穏やかに暮らしています」便箋のあじさい花に滲む強がり
19
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カラタチ
「いつまでも変わらぬものなどないのだ」と諭されるたび仰ぐポラリス
10
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紫苑
きれぎれの玉音分かず目あぐれば疎開の海はあをしとぞ聞く
17
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只野ハル
アラスカの鮭の切り身を食べましたヒグマのように皮も残さず
4
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紫苑
昼よるを分かたずネオン瞬ける町にをとこの慾の眠らぬ
6
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