まるえふのお気に入りの歌一覧
みなま
病室の中では父と母じゃなく名前呼び合い手繋ぐ不思議
24
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恣翁
縫ふ手止め 額に眼鏡押し上げて 何の用かと目を遣る老女
31
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ふきのとう
誰ひとり訪ふことのない家にいて幼の元気な声なつかしむ
16
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横雲
春時雨晴るるや空の澄み透りおちこち溢るとりどりの声
6
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もなca
雨上がりの樹々まばゆくて冷たさの残る風にも面を上げる
12
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あまおう
この雨の冷たさを知るきみはまた小さな傘で「おいで」と笑う
25
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舞
惚れたよと貴女を抱いてふたりして堕ちゆく覚悟無き夜悔やみて
7
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鵺吉
虫は飛ぶ 己が命のはかなさを知っても知らずも燃やし続ける
3
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紫草
わが内部に対照的な影をなすふたつの心並びておりぬ
32
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いちにのパッパ
この山に道は無いって言われてもここは五合目戻るも難儀
6
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みやこうまし
覗かれて立ち止まらせる力ある歌を詠めれば と思うのですが
13
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もゆや
やわらかな春の日あたる角部屋に「入居者募集」のはり紙がある
8
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ふきのとう
不慣れなる家事に精だす夫の背をはらはらしつつ頼もしく見る
19
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もなca
煙突のけむり真っすぐ天を指しかく逝きたるかあの日の君も
26
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紫草
ともかくも今日という日をのり越えて躯のごとく深くねむりし
32
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市川春水
こまやかな春のひざしを駆けぬけてはこばれてくる菜の花のとき
28
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みなま
病室で「家の抵当外したい」話した姑を夫は許さず
7
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深倖(白子鳩)
変わりゆく街のシャッター降りた店「八十年のご愛顧どうも」と。
12
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ふきのとう
寝る前のひとりの時間にほっとしてうたのわ開けばみんなに会える
16
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詩衣
愛情は ほっておいたら冷めるから 時に両手で包むのが吉
12
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