おおみはじめのお気に入りの歌一覧
百花(ももか)
歩くように食べるように寝るように息するように歌を詠みたい
6
もっと見る
氷魚
なかよしの方程式に弾かれて「あまり」になるから割算はいや
5
もっと見る
白亜
「あ、いいな」 書きとめて 描きとめて わたしは世界と握手をしている。
7
もっと見る
みみ松
教室で蕗の苦さに母の顔思い浮くべし夏服の吾子
20
もっと見る
詠み人知らず
枯れていく花束をまだ捨てられず抱える胸の隙がせつない
7
もっと見る
半格斎
乙女子の髮の飾りや山藤の花はゆらぎぬ初夏の風
19
もっと見る
詠み人知らず
これなんぼ?イオンやったらなんぼやねん?高島屋ならなんぼやねんな!?
4
もっと見る
やぐるま
パン工場赤黒く立つ通学路いぬの脂が染み込んでいる
4
もっと見る
山本克夫
六月は雨に隙間をみたされて泣いているのも気付かない午後
4
もっと見る
ライテウ
あれを見て あれが二人を分かつ虹 決別として口笛をふく
8
もっと見る
浅草大将
言挙げて角は立てじと秘め置けば世をまるくすの名こそ哀しも
16
もっと見る
氷魚
六個いり298円エクレアのクリームみたいな陳腐な甘さ
4
もっと見る
只野ハル
梅雨寒のバスで触れ合う夏服の肩の温もり振り向けなくて
6
もっと見る
舞
緑葉に音無く降りしさみだれの雫くも清し白珠の糸
12
もっと見る
舞
寂しくてふと口に出る君の名をしがらみ思い酒と呑む夜
6
もっと見る
芳立
梅雨晴れにふく風あをき銀杏葉の返しもひかる乙女なるかな
5
もっと見る
三沢左右
海ひとつ銀の匙もてその口にそそがれし日を誰か知るらん
18
もっと見る
庭鳥
二十階とても登れず受付の椅子におさまる老役員氏
6
もっと見る
庭鳥
入梅の知らせに呼ばれクレマチスひとつふたつめ真夜中に咲く
12
もっと見る
さる
四月並み肌寒き朝かたつむり地中にもどる衣替えなり
3
もっと見る
[1]
<<
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
>>
[36]