悠々のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
革靴は濃き飴色に熟成す元の二十歳の秋には非ず
16
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浅草大将
つま恋の夜を一人寝てあさまだき煙る想ひの絶ゆる間もなし
14
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螢子
異国より嫁ぎし友のふるさとに明日は旅立ついざ行かめやも
7
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紫苑
うたに詠むかげと己の生きざまに乖離あらざるや世のうたびとよ
43
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東娘
病廊にながながと陽の入るところ布帽目深に祈る人あり
32
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水葉
つのる丈愁思湛えし薄桃の淡き花びら白露の桜
8
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紫苑
唇ふさぐ蜻蛉の翅は黒ぐろとわたしのことばを奪ってしまう
9
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虹雲
弔いを終えて見あげる月光の空の深きに母の背想う
5
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螢子
肌寒く震えるような今日の日もミンミンは鳴く命ある限り
8
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浅草大将
峰高き鈴鹿の関の涼風に経る山道も秋となるらむ
13
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螢子
眼裏に貴女の肖像焼き付ける出会った時に間違わぬよう
6
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紫苑
ダリも愛でし天鵞絨のごとき葡萄酒に吾はきみの眼のうえで溶けゆく
9
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虹雲
さんざめくコスモス花群真昼野に銀河となりて更に輝よう
2
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虹雲
魂の白きに秋の風吹きてくぐもりて鳴く山鳩に逢う
5
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紫苑
背負いたるものそのままに 雲ながれ見はるかす目に秋桜揺るる
7
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虹雲
赤とんぼふっと羽をたたみおり水紋のごと広がる静けさ
6
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向日葵
過ぎ去りし夏の追伸「笑顔でね」読み上げる秋の空は高くて
8
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浅草大将
日々旅に旅を棲家の夢を見て今日も廻るか環状線は
14
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御崎 耕
うたひとつよみ終わる時あるだろう小さな吐息ただそれだけで
11
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生レバー
白肌の 長く綺麗な その脚に 触れる誰かに 少しの嫉妬
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