御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
舞
黄の色の小さな帽子バスの窓何を語るか楽しげに揺れ
9
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横井 信
六月の緑の陰に白蝶のふわりと浮いてひろい青空
12
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へし切
老いぬれば野に咲く花の吾が身かな吾し知られば知らずともよし
12
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あぶく
葉擦れ音と水の調べに玉が舞う短い夜の恋尽きるまで
14
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灰色猫
彩りのコーラルリーフを襖絵に描きあげれば竜宮となる
11
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河のほとり
せめてただかなしき人にや行き会はむ夢もうつつも分かぬ巷に
6
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夕夏
とかげさえくさむらのなかりょうもとめしょかのひざしのなかかさこそと
2
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ななかまど
梅雨を待つ心は綾に乱れるもドリブルしつつ季節は走る
9
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蔓葵
夜もすがら待つとなけれどほととぎすおのが五月をなどか訪ひ来ぬ
10
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KEN
深く吸ふ 雲なき空を 見上げつつ 何心なき わらべらの聲
8
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うすべに
うすべにの夕空映す水張田に 並ぶ早苗の雨を待つ顔
9
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河のほとり
ほととぎす雲よりかよへさ夜中のうはの空なる友のやどりに
5
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河のほとり
いにしへに行きて帰りもせぬ人を偲べばさびし道の辺の花
8
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河のほとり
ほととぎす鳴くこの頃ぞ思ひやるかなしき人も空に聞くかと
8
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舞
雲高く五月雨あがる大空を望む菖蒲の背の美しく
11
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横井 信
足元に揺れてる夏の草の影 そっと過ぎ去る明日への期待
14
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うすべに
みじか夜にさまよう蛍なつかしい面影ゆらす水張田の月
11
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KEN
たまきはる いのちの終の 過るかな ほむらのやうに たにうつぎ咲く
10
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滝川昌之
ゴッホには届かないけど夏空に描けと蒔いたヒマワリの種
22
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ななかまど
田みず張る田に鏡のあるごとくクレッシェンドの光きらめく
10
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