滝川昌之のお気に入りの歌一覧
リクシアナ
朝市の桶に溢るるトルコ桔梗もとめて眩し逃げ水の道
15
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つちだゆういち
齢の差を恥じらふ君に例えたる源氏の奇譚六条の美女
9
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リクシアナ
片耳に鼓動の疼く夏のよる水のうたかた若き潮騒
17
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千葉 甫
眼の覚めて闇に聞こえる呟きに耳を澄ませる雨と知るまで
7
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び わ
簿記学習判読不能眼が霞み囲碁に切り替え思考復帰す
6
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KEN
射ぬく鶴 腕に抱き止む インディアン 影遠ざかる 時間の窓辺
6
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KEN
口笛も 苹果の色も 哀しげで 独り見詰める 銀河の高原
9
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横井 信
梅雨明けに蝶は自由に羽ばたいて青田を渡る風を見つける
14
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可不可
雨の日に後輩の顔みると 笑くぼも捨てたもんぢゃ莫いな
6
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詠み人知らず
バス停の名前をひとつ思い出し走り抜け行く汽車を眺める
5
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へし切
梅雨のなか身は楽しまず 鬱々と こころの空も晴れやらぬかな
15
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煩悩
眠りたい眠りたいのにあまりにも蛍が舞ってバスが出そうだ
6
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び わ
胡瓜の葉網をつたい伸びていく生きてる感じ動画のごとし
6
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行宮偏(仮之名)
ナグプール どういうプール? ささやかな夢想を乗せる雨季の砂利道
12
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KEN
濡れたまま 祈る少女の 拇指を ほのぼの照す 夜汽車の燈り
12
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KEN
命より 召される事を 選ぶ魂 甘く哀しい 苹果のにほひ
10
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横井 信
使わないプールで泳ぐ満月をそっと見下ろす廊下を歩く
17
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吉野 鮎
遠花火梅雨寒の夜震はせて小糠のあめに咲かす大輪
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うすべに
杖を見て さっと席立つ高校生 暑い電車に涼風が吹く
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可不可
彼にだけ魅せたいなんて我ままは 通用しない プールサイド
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