白亜のお気に入りの歌一覧
悠々
陽をあびて土筆がすこし伸びた日の聲は明るし倅の電話
18
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たんぽぽすずめ。
悲しみを分け合う如き両耳は歌人の秘めた目にもなりうる
16
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悠々
耳の中に棲む虫ありてときおりは亡父(ちち)の声してわれを諌める
16
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光源氏
言の葉を千度の祓ひと心して今あらたなる君が旅立ち
22
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羽
さよならを告げる二月のはかなさをたどればふれる残雪のいろ
16
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浅草大将
人知れず何を忍ぶか猫やなぎその芽もはるの雨に濡れつつ
25
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浅草大将
いつの日か全部咲くとは思はねど今植え終へり歌の千種を
25
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浅草大将
降りつづく雨もいつかは止むべしと思ふ心にはや虹を見つ
8
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ケンイチ
寝ころべば生まれたばかりの風が吹く無限に広がる青との間に
26
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浅草大将
消えのこる雪さへ春のにほひかな今をさかりの梅のはな陰
16
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浅草大将
すき合へばいよよ手櫛に黒髪の乱れて長き一夜ともがな
14
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薫智
孤独とはひとりで過ごすことでなく生かされてると忘れてる時
170
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光源氏
あめつちは真白き色にうつりゆきこの世のほかの明るさとなる
25
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浅草大将
現そ身に今日大空を飛ぶ鳥のあすかも知れじ終の別れは
14
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紫苑
冬霞たなびく丘の彼方より飛行機雲は天に伸びゆく
16
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紫苑
ひとすぢの光射すうつはに硝子玉ひとつ落とせば響く(ti amo)
14
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メガネ
冬空の雲間に見ゆる月白く吾を貫く光ひとすぢ
19
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光源氏
わが戀は夕波千鳥とうらぶれていづれあふみの海を偲はゆ
21
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浅草大将
散りぬるを集めて和歌の磯の神古き心を指さめ言の葉
15
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浅草大将
離りゆく珠の心を繋ぐべくこの輪にかくる糸の一すぢ
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