ななかまどのお気に入りの歌一覧
横井 信
構内を歩きまわった一日の夜は涼しく十六夜の月
11
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灰色猫
無邪気さも怒った顔も好きでした君への恋を水葬するの
14
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詠み人知らず
一日中降る雨しのぐ颱風裡ぬけて靜けき空仰ぎたり
15
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コタロー
颱風の荒れた風雨の中にゐて野良猫たちは怯えてをりぬ
10
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夢士
野分け吠え窓打つ音の激しさよ成すこともなく見ゆる報道
12
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コタロー
ビュービューと音立て迫る颱風に草花たちは踠き散るなり
7
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夢士
目に入りて雨風静かつかの間の隙を逃さず庭木見まわる
16
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横井 信
ゆっくりと今日は一日三百歩 窓の外には風がざわめく
14
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うすべに
野分け行く 揺れる柳の乱れ髪 雨にけむった東ながめる
7
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詠み人知らず
十三夜なれど野分まへなる曇天の暮れて刈田に細りゆく蟲の音
15
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滝川昌之
スナップの効いたボールが伸びるよに捻りがいいと良い歌になる
20
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さえね
野分迫るその明け方にしずもれる庭の棗の実の赤さかも
7
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横井 信
秋枯れの木陰に集う蝶二匹 帰りは雨の厚い曇天
15
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うすべに
色づいたけやきを照らす街路灯 嵐待つ夜に降りだした雨
8
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夢士
主のなき月見飾りの尾花揺れ野分の前の雨音を聞く
15
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恣翁
雨染みの残れる壁に 秋の蚊を 空しく 二人数へたりけり
13
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秋日好
通勤のバスが迂回をする朝は新し秋にハッと息呑む
11
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灰色猫
青空をほんとの青にするために嵐は空を磨くのですね
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滝川昌之
嵐夜はお櫃を空けて塩むすび凛々しき亡母しのび噛みしむ
19
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千映
汁物のメニューが増える秋本番今夜も母の味でござりす
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