夢士のお気に入りの歌一覧
紹益
若鮎を 思わす君は 色白く 身体しなやか 香りふくよか
16
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恣翁
掌に掬ひつる湯を 透かすがに見入れり 顔の高さに翳し
18
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すばる
これからは父親役もやらなきゃと語りし友の小さき背中
15
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もなca
復刻の歌集ひらけば哀しみのうた多かりて涙あふれぬ
9
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詠み人知らず
曇天に気持ちふさいで本を読む風もさわがぬ部屋の静けさ
19
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みやこうまし
辛いとう言葉は口にせざれども 黙せる辛さ風が持ち去る
16
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南美帆
夏の日を浴びて伸びゆく子どもらと背くらべする風船葛
10
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あかる
忘れえぬ朝日の登るその前のあかねに染まるあの朝の雲
6
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みなま
子が発ちて静まる部屋の食卓の半分残る生ぬるいお茶干す
11
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詠み人知らず
おのづから蛍もとめて出逢ひたる女の首もほのみどりなる
11
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詠み人知らず
あぢさゐの藍も茜もかくれさり鬼の子しろきゆふぐれの杜
27
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小林道憲
雨だれのしたたる音に聞き入りぬ 命を刻む音のごときも
28
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恣翁
地下牢のやうなる露天の湯船より 銃弾のごとく飛ぶ河鵜見る
20
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灰色猫
墓碑銘「non」と刻み文豪の 一生に触れ痺れた十代
13
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片井俊二
舞い降りて顔を窺う鳩たちがそっと置きゆく孤独な時間
11
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紫苑
うつせみの魂をやどすかあをき露ふりこぼしつつ紫陽花の揺る
19
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へし切
思い川身は浮き草の恋の淵風吹きゆかば明日は瀬にある
19
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詠み人知らず
隣りから仕合せの匂い流れくる 炊き上げ前の ご飯の湯気の
25
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紫草
この山の淋しい秘密妻敵は比翼の塚に眠りいること
16
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美津村
坂の上の壁白き家に灯の点り窓に動く君の影見ゆ
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