ななかまどのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
筆と成りキセルと成って生き生きと噺家の手に踊る扇子よ
21
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秋日好
ドからミに届く指先持つ君は観念してほら皇帝弾いて
13
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滝川昌之
秘密基地 空き地の土管で見た夕陽 頬染める友 永遠(とわ)とした頃
20
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恣翁
夕闇に 芒の花の 仄白く光る今宵は 十三夜かも
15
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コタロー
完熟のたわわに實る柿を喰ふメジロの番ひ小さく鳴くなり
11
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コタロー
何處までも廣き青空誰のもの獨り占めしてシーツを干しぬ
7
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コタロー
早朝の農婦默々草取りす農夫夕暮れ鍬打ち止めず
6
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名鈴
飛蝗追ふ 喰はるるためか 喰ふためか 憑かれたごとく 砂海に惑う
7
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横井 信
ふと沁みる治りかけてた傷口にそっと触れてく秋の夕暮れ
15
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コタロー
蜘蛛の圍でじつと動かぬ女郎蜘蛛孤獨と饑ゑに必死に耐へる
7
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コタロー
亡き犬も連れて來たいなドックランはしやいで吠えて走つてジャンプ
9
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うすべに
はかなくて 夏のなごりのさくら貝 壊れるものと知りつつ拾う
13
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水色一揆
さしのべしその手懐かし白椿未生の姉は中空に萌す
10
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灰色猫
憧れの歌集のカバーを外す時あなたの服を脱がせるみたい
12
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灰色猫
猿山で寝転ぶボスに如意棒を与えてはだめ与えてはだめ
11
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灰色猫
好きだから私を見てって教室ではしゃぐあなたへモールス通信
14
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只野ハル
ブレンドと思いつつ食む炊き立ての複数原料米それなりに
9
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へし切
小春日の 日中 照る日の穏やかに 冬立つ野辺の色かはりゆく
22
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横井 信
秋深く野山を駆けた北風を海へと送る鳥の歌声
14
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秋日好
色残し衰微していく紫陽花に秋の夕日は接吻にも似て
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