葱りんとのお気に入りの歌一覧
工藤吉生
寒さから逃れようとした両の手をふとももとふともも受け入れる
6
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詠み人知らず
浅ましく株や為替に騙されて 吸い上げられる 僅かな稼ぎ
10
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ながさき
祈るべし、 祈ることから 始めよう 社会の平和 皆の無事故を
26
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へし切
待ちのぞむ花のさかりはかりそめの憂き世に春の久しかるべき
31
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海恵ふきる
「重力に負けてますよ」と頭垂れ寝る生徒起こす物理のムラヤマ
21
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もり
投げられた言葉によって絞められた紫の痕脳に残れる
15
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西原澪
傷ついているからいまだにその傷を卑近な言葉で語れずにいる
4
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千映
全国の山少しずつ笑い出す重たき雪のコート脱ぎすて
10
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けら
満月に五分咲き桜帰り道 君と歩けば開く花あり
10
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ゆりこ
まっさらな白い4月のカレンダーきみとの予定でいっぱいになれ
18
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夢士
野にありて春風そよぐ雪柳小さき花の君のブローチ
22
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本能寺
春の宵 一人の部屋に帰りきて ため息ついて風の音を聴く
28
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舶女チェルシー
「先日が子の命日や」友と歩く都心彼岸は通常の晴れ
10
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へし切
夢通ふ道はあやなししるべなく妹が面影遠くなりゆく
29
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只野ハル
父がいて外出できぬ日曜日互いに長い一日過ごす
21
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コーヤ
色めいた桜並木の散歩道ほころぶ吐息がほのかにきこゆ
24
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詠み人知らず
足首に小さな黒子ひっそりと 艶っぽいけど 俺の足やし
19
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コーヤ
凛として咲いた白梅散る姿花びらの舞い気品に満ちて
16
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コーヤ
変わらない自然への愛を持ち続け青空受けて木蓮の花
13
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只野ハル
父親は半日横になる故に眠剤などを飲む意味のなく
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