横井 信のお気に入りの歌一覧
び わ
百日紅剪定終わりスッキリと柿も木守が寒風に揺れ
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杜鵑草
さらぬだに露も零るる夜なれどわきて侘しき木枯の音
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へし切
すこやかな成長祝ひ 袴着の姿いさをし 五歳の孫
14
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睡密堂
出汁の色染みたおでんの玉子割り汁を吸わせる黄身は純粋
8
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うすべに
しんみりと寒さの沁みるくもりぞら ちょっとぬくもり壁つたう蔦
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滝川昌之
スウェードのワラビーブーツは枯れ葉色シャリと踏み込む初霜を待つ
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ななかまど
一桁の気温のなかに身をおけばあの夏の日に逃げてもみたし
15
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呼吸
ひたすらに物を書くことさいわいに物を書くのを好んでいること
3
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音蔵 雅秀
親不孝 償うつもりや 愛し子に 注ぐ慈愛は 問う声のあり
6
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音蔵 雅秀
前屈み 老爺の姿 そこにあり 店のガラスに 映る吾かよ
6
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凌霄花
鈍色に霞む伯耆富士のふところに急ぎ秋風冬引き寄せる
14
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こぐまじゅんこ
言葉がねまだでてこないさっちゃんはゆっくりゆっくり二歳を生きる
7
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詠み人知らず
別れたし 愛しき君の 胸一人 子抱く父に 手出し出来ずに
4
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茂作
おしなべて山は紅葉になりにけり 蹈めば落ち葉の音の輕けき
15
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び わ
宝物あちらこちらに目が走るリサイクルショップ珍品探し
5
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萱斎院
雪まじりあたごの山のこがらしにほきことさりし春をぞおもふ
6
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うすべに
こがらしの西陽にひかる波のかげ 秋のなごりのうすいむらさき
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水無月
ラウンジで優雅にお茶と思いきや昔話に笑い止まらず
9
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詠み人知らず
さよならと 告げたし時を 伸ばす癖 私の八年 プライスレス
4
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滝川昌之
影踏むか踏まぬくらいの距離感の老いた夫婦の冬の散歩は
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