三沢左右のお気に入りの歌一覧
聴雨
散りぎはの花それぞれに思ひありて最期の風に託すひと色
36
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聴雨
ふと風に声聞く心地ほつえよりわが足もとにたづねし花の
8
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白亜
淡水魚 ひたむきな泳ぎの果てに三月の空はみずうみと化す
10
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白亜
街角に口づけ交はす二人ゐて 忘れがたきは春の陽のきみ
11
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月澄
春立ちぬ薄日も雲に冬ごもり潮垂る袖に雪はふりつつ
13
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みやこうまし
窓ぎわの観音竹の長き影春日に変り短くなりぬ
16
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あそびくも
鉄音は風に抗ひ響みたち凍つる足場に冬を蹴る人
15
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詠み人知らず
われの詠む短歌時々眺めては歌にされるを照れてる夫よ
14
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紫草
人生は白紙に戻せぬものなれど 白靈柩車あれに決めたし
7
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紫草
「もつと見る」クリックして知る歌心 君が想ひを手繰り寄りそふ
25
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紫苑
滑りゆく指のたはむれ耳もとに貶むるかの睦言を聞く
14
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悠々
凍蝶のいつまでつづく死のをどりわれも唄はむいのちのかぎり
23
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詠み人知らず
君の目に映る私が気になって三分間だけ君になりたい
51
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芳立
銀杏樹の街路を止めるひと組の杭は隣の邑のいりぐち
6
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白亜
望んでもまっしろになれない僕ら ただ雪の白さを追うばかり
6
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白亜
読みおえた本をぱたりと閉じるとき 句点としての雪のひとひら
19
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とまと
「好きだ!」って聞こえた 君が指を差す真昼の月 期待をさせないで
6
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聴雨
しあわせな君の心の片隅に映ることなき雪のひとひら
30
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只野ハル
遠すぎて知ることさえもできなくて宇宙のどこかにいるはずの君
5
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只野ハル
騙されてあげる瞳にそう書いて君に読まれる指切りの後
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