芳立のお気に入りの歌一覧
紫苑
ためらひの解きはなたれよ。雲母にてありけるものを、たなごころより
3
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浅草大将
今ははや涸れし流れと聞きつるにまた細川の瀬音たかしも
15
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詠み人知らず
あたらしき着物まとひてはたちの君薔薇さながらに爛漫と咲く
5
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みやこうまし
縁に触れ鬼にも仏にもなる命 紅白違え山茶花の咲く
18
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みやこうまし
人は人我は我よと守りきし孤塁の揺らぐ老いてこの頃
24
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浅草大将
はつ雪のふるき都にしのはゆる今もすみ絵の君がおもかげ
12
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聴雨
あらたしき年を寿ぎ降る雨に花くれなゐの匂ひ立ち初む
11
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粕春大君
蓬生の露霜しげき古屋にも小柴の門にまつの春風
16
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浅草大将
いにしへの姿はままにあらねどもなほ雪けぶる富士の高嶺
14
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浅草大将
如何にしてつなぐ心の玉だすきかけて道には外れじとせば
10
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光源氏
ふしごとに千代の榮えを思すらむはるひにそよぐ竹の朝風
20
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光源氏
あらたまの春の旭をたてまつり常磐にしげる峯の松が枝
11
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卯月
鴛鴦のともに浮世の白波に代を重ねて孫の代まで
8
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横雲
たのむれば人や恋しき空の色あかぬこころの初景色かな
5
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浅草大将
風に雪にいく日をふりてまつ風にけふあらたまの春ぞ匂へる
18
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卯月
帰りゆく雁を遥かに見送れば萌え出づる春千々に花咲く
6
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浅草大将
ゆく川の流れは絶えじたまみづの大瀧いまも音たかくして
10
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紫苑
ほそき肩をすぼめ火影に立ちつくす門松売りのかほの見えざり
16
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紫苑
明けやらぬ道に踏まれてひとよをば拉がるる血かさざんかの緋
16
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もぉりもり
極北をめざした骨にくちづけを野蛮な磁石がわたしにもある
6
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