粕春大君のお気に入りの歌一覧
紫苑
円山のこよひも明し援くるといはずに交はす枕のいくつ
5
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芳立
いそのかみふる年月もしら雪の積みて消ませば嘆かざらまし
4
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紫苑
さらさらの愛しきうたをいまにのせ関東平野をよぎるたまかは
12
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浅草大将
肉ふたつ縛るくさりもあらばあれやがて一つにとけもすればや
11
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芳立
北からも春は告ぐらむ雪どけの水まさりくる武蔵路の川
9
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紫苑
身を保つとふ蛹ありそをかへす緋のほむらかゆくりなき風
5
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紫苑
いらくさのこはき繊維に触れもせで身ささぐことのいまだにとほし
11
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河のほとり
来し道を雪は隠すかさらずとも果ては跡なく世を離るる身を
6
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デラモルテ
望月の過ぎて見えざる十六夜に躊躇う春の止まぬ雫音
22
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浅草大将
朝ぼらけ凪のしじまの楫の音に漕ぎこそいづれ海人の釣舟
6
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浅草大将
ゆかりなきわが立つ土も紫にけぶるむさしの原のあけぼの
4
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紫苑
一閃の快音ひびきひさかたの陽の射し入りぬ竹林の秋
7
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デラモルテ
旧暦の元旦朝より底冷えし雪降り止まず春日遠のく
12
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紫苑
流さるる日々にやあらむ隼の眼てふいしを手になぞりつつ
13
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浅草大将
つまづけばとはの別れとさだ山を偲ぶかをりが丘のはつ梅
9
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桜園
拾えども拾えど夫の靴下は炬燵の中に落ちていたり
13
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河のほとり
はつ花をいつかわが見む野山には今は春べと霞立ちつつ
10
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みやこうまし
人は人我は我なりと独歩する 我がままと勇気は混在する
13
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浅草大将
をしからむ人の命も何ものかやがてゆくべき道はひとつに
16
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桜園
七ならべ勝てば姑は喜んでもっとしたいとはしゃぎしかな
15
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