御崎 耕のお気に入りの歌一覧
悠々
山も見づ桜も見ぬに春逝くと惜しめばきみの帯に花咲く
20
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只野ハル
君の歌詠み人知らずと名前変え見れば寂しく雁の飛び去く
23
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島祝
荒ましきエイヤフィヤトラヨークトル灰鎮まらで空ぞ鎮まる
15
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でくのぼう
糸杉に銀河鉄道かさねみてゴッホと賢治の悲運の宿命
9
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銀ねず
いさかひのさなかに降れる春雨をひとり聴きをりきみもわたしも
7
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光源氏
月を見て心さだめぬ夜もすがら風にすませば気付くさだまり
14
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なきにしもあらず
いつからか本気になれない僕たちは夜が明けたって早歩きのまま
9
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ケンイチ
透く青の溢るる雲間に導かれ流離い人は影を残して
14
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悠々
狂いゆく人よピアノを弾くなかれその清き音、わが胸を衝く
23
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紫苑
昂然とこうべ上げつつ誇らかな血を流しけむ娼婦歌人は
8
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光源氏
いくそたび暮れぬる戀も春の月かすむにつけて道ぞ見えゆく
18
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リンダ
寒さゆえ膝から下りぬ猫を抱き「私のママよ」と子が泣いた日々
7
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聴雨
うす紅の桃一輪をかんざしに心ひとひら歌にしたたむ
90
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紫苑
水面に波紋もみせぬ絹雨に溶かすミルクと春の憂鬱
15
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浅草大将
寂しくもひとり手づから注すたけの君若き日をふる里の酒
17
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聴雨
小夜の雨ぽとと落つれば蛙なき相呼び応ふるあたたかき庭
21
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芳立
なごり雪ふればへたりし月かへし冬にかれにし人ぞおぼゆる
14
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島祝
姫ならで彦なりとしる我が嫁に昔は萌えを思はざりけり
12
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薫智
こんなにも歩み続けてこれたのは優しき心受けてきたから
17
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紫苑
棘もたぬ身のかなしけれ木香の枝折るるほどに雨を容れつつ
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