佐々一竹のお気に入りの歌一覧
きりあ
鉛筆画さらさらと描く人の手に木の香が揺れる夏は半ばに
27
もっと見る
沙羅
光さえ届かぬ海の底深く希望となりぬ一粒の愛
19
もっと見る
三沢左右
割れし背を夏に染めたる空蝉の琥珀に吾も溶けたしと思ふ
26
もっと見る
でくのぼう
炎天に咲きし向日葵あの夏の泪たくはへ命繋ぎし
18
もっと見る
紫苑
響き合ふ夏の音綴とりどりの野菜を白きうつはに盛れば
18
もっと見る
紫苑
張りつめし弦切れ絶ゆる音を継ぎつたなき調べいかに弾かまし
23
もっと見る
詠み人知らず
藤波や藤の花房風に搖れ波のごとくにうねりくるなり
16
もっと見る
でくのぼう
死するなら吾の遺骨碎き野に蒔けよ夏には咲きし向日葵の花
19
もっと見る
螢子
はるばると瑠璃を求めしをみならは紫紺の色に胸を躍らす
10
もっと見る
螢子
我願う枝垂桜の花の下春爛漫の君が腕の中
17
もっと見る
螢子
どうなるか解らない未来待てなくて現在を一緒に生きたいのです
71
もっと見る
氷魚
死に甲斐のある人生を送るため今日も今日とて探す生き甲斐
6
もっと見る
紫苑
宇宙樹の葉陰に棲みていのちてふ草ひともとのうつろひを見つ
8
もっと見る
紫苑
ととのへし細魚の眉は軽く跳ね留めおくひとの手を躱しゆく
12
もっと見る
紫苑
海こひし高架の車窓に見はるかすこの広い広い地平のむかう
6
もっと見る
紫苑
花を追ひ北へ旅すといふ君は文にいにしへの歌を添へ来し
18
もっと見る
紫苑
ゆるらかに光とどける岸の辺に誰受くるらむ統ばるめぐみを
18
もっと見る
芳立
春の雨しづかに降れよ去る人を思ふよすがに香をだに残せ
26
もっと見る
でくのぼう
吾れの居ぬ朝の寢床の枯寂しさに香焚き偲ぶ春の終はりを
26
もっと見る
薫智
弘前の開花宣言今日らしい見頃連休郷里の桜
26
もっと見る
[1]
<<
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
>>
[76]