庭鳥のお気に入りの歌一覧
聴雨
秋さびて淡き白磁の月のふね浮かべてとほき君を偲ばゆ
22
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でくのぼう
添寢するきみの寢息にやすらひて鳳仙花さく庭の蝉時雨
11
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月子
七月の失いし恋そのままに葉月の夏空降る蝉時雨
9
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葵の助
母さんの背中で登山膝は椅子腕はETCのバーなり
2
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浅草大将
風ふけば花に露ちる朝がほはむべ秋ぐさのはじめなりけり
20
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詠み人知らず
車窓をば流れるラブホテルの群れ少女たちには日常である
2
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詠み人知らず
帰路に着く学生たちと釜臥の山影とともに我は旅立つ
1
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詠み人知らず
月始め画面と書類にらめっこキー押す指は見なくてもいい
2
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詠み人知らず
電卓を打つ指早くなってゆくイコールキーはわずかに強く
3
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あそびくも
うき雲はわが身ひとつでなきにせよ遊ばせたまへ歌の空だに
18
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ふきのとう
百日紅鮮やかさ増し花房は空を見上げて伸びゆく夏日
16
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紫苑
風死んでだらりと垂れた夕の端に黙し遅れた蜩の鳴く
14
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浅草大将
ゆく夏をつくつく惜しと鳴く蝉の声も微かに秋を告げつつ
31
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銀ねず
これからは無理しなくてもいいのだと宣言をした8月1日
5
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Coo
すぐ傍で羽音はすれど姿無しあれは蟲では無いかも知れぬ
3
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まるたまる
休講と知って訪ねる女子寮のナオミの部屋には男の気配
2
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ケンイチ
干し草に遊ぶをさなごその夏の永久のかをりは窓に流れり
12
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聴雨
君結ひし歌ひとひらを掌に受けて何と名づけむ嵐の夜に
17
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千巻
休講はのんびりできて好きだけど警報めげない先生も好き
3
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葵の助
蹴り上げたサッカーボールは青の中消えて光を噛んで戻った
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