ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
KEN
月詠みの歌集とどきて よみびとの懐くつくよみつくづく読む夜
12
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茂作
立ち急ぎ春を送らんかなめ垣 紅く萠え出で夏を招かん
16
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うすべに
青空に一ッ葉たごの雲わいて 木の下闇にも白い花咲く
8
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滝川昌之
老木の藤のか細き花房を杖のごときに棚が支える
18
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ななかまど
先達の染井吉野の感動を上書きしおり八重の桜は
14
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へし切
すずらんによく似た花が咲いている白い花だよいつもの小径
14
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舞
細き腕まだ子の胸にグローブを構え脱皮す少年の顔
9
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茂作
竹の子の知らぬ間に二三寸 明日と定めて友を招かん
16
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うすべに
お遍路の持鈴のひびく石段に べにの彩りしゃくなげの咲く
11
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滝川昌之
海出され飯に味噌汁パスタにと神出鬼没 貝党(怪盗)あさり
17
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痴光山
顧みれども先を見れどもいまや 定かならずも朧月観る
2
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恣翁
傾きし片割れ月を嘲りて 夜明け烏や 唖々と鳴くらむ
18
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ななかまど
それぞれの胸の熱き静止画を持ち寄りながらあの日に帰る
14
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へし切
はなみずき一輪一輪咲き始め ひとつひとつと歳をかさねて
12
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茂作
我もまた年をかさねて見つるかな 八重に咲きたる山吹の花
14
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舞
花咲けど 見せたきひとは すでになく あと幾度かと 語る日懐かし
11
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うすべに
浜洗う波ほのじろく朧月 龍馬のかげに遠い舷灯
10
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滝川昌之
筍はいいな毎春子育てを親は楽しみ成長を見せる
16
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痴光山
ゴビ砂漠を渉るはゆかしき夢なるも 黄砂は八洲へ 天一跨ぎ
2
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ななかまど
時として餌をねだるとき老猫はサバンナの眼でわれを見つめる
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