みをつくしのお気に入りの歌一覧
横井 信
もめ事のしこりの残る在宅の朝の会議は雨のいろどり
12
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び わ
毎日が新たに始まる演舞台あれこれ楽し思案するのも
7
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うすべに
よろこびも恋のうらみも枯れさびて 苔むす石に積もる年月
9
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滝川昌之
競い合い真似てはみるが近づけず入り日の母さん見上げるコキア
15
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ななかまど
球根に巻いてある帯といてやる思い楽しく咲かしめたまえ
13
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名鈴
石上に 緑あやなす 苔莚 掃ふはあはれ 立ちつつ詠まむ
14
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恣翁
足止めて 夫が妻に 語り掛く 咲く花のこと 翔ぶ鳥のこと
28
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萱斎院
風立てば細波つらぬる潟の葦 雁が音わたる秋の夕暮れ
9
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び わ
母の愛海より深く時空超え無心に子等は我が道辿る
6
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横井 信
秋風にそっと芽を出すひこばえを月のひかりは優しく照らす
13
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秋日好
止まり木か救急箱か代用品真っ直ぐな目で欺瞞を見抜け
10
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KEN
よひどれの 吐瀉物つつく 烏らの 聲とよめきぬ 明け方の路地
8
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宇佐木芙和子
流れ行く星は現か幻か瞼にさへも留まらぬ刹那
5
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滝川昌之
群れまいと固持するごとく高啼いて気高き百舌鳥の心緩めよ
30
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トウジさん
鴛鴦は冬春辺と思い羽映ゆる妹と別れし吾もさあるや
4
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ななかまど
秋の陽の路傍に白し小さき花なまえ知らねど力の宿る
10
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名鈴
さらぬだに 花の顔 光るがに 覚えも添ひて 目映ゆく見遣る
11
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横井 信
たち並ぶビルの狭間に秋風は気配を消したひとの足どり
11
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sayuki
秋雨や侘しき我が身にしずしずと鼓膜に寄り添い滲ます月よ
2
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sayuki
石段に添ひて薄紅ほころびぬ巡りて待つひと古寺の萩よ
6
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