詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
cancer
弧をかいた爪のひとつに感歎し空も水も血も透かして笑う
2
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煩悩
勝ち誇っている初夏の草木お前らの血はみどりの粘液だろう
8
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へし切
積雪の予報もはずれ安堵して 当らぬ予報に また 気をもんで
18
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山科嶺子
さよならを言える資格はありますかわたし一人の思い出ですか
62
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詠み人知らず
君がため惜しからざりし命とは殺されるための命ではない
10
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詠み人知らず
目の前で泣いてる私は放置して知らぬ子のためチャリティー活動
10
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新座の迷い人
出かけ時 雪がちらちら 舞いだして 誰に見せるか 畑化粧をして
7
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横井 信
少しずつすり減ってゆく杖先に歩いた道の記憶が宿る
19
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夢士
昨日みた朝焼け空を今朝もみた「なあ朝焼けよ」明日も出で来よ
16
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ななかまど
外灯のオレンジ色のまろき円フィルムのように雪流れたり
9
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たえなかすず
お互いの今日を知らずに生きていく きれいに磨いて捨てたそのあと
38
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たえなかすず
裸足では勝負できないシンデレラあなたはいつも靴だけ褒める
11
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詠み人知らず
ポケットに睡眠薬を詰め込んで3泊4日の卒業旅行
4
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KEN
埋もれ火に この背を丸め 何と無し 花の香偲ぶ 獨りの庵
17
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夕夏
そんなことうらのまたうらはなしでしょよくはわからぬおもてなしでは
5
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さかさまぼこ
そこに行けば樹は立って僕を待っている 然思ふ人の如何ばかりあらん
1
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さかさまぼこ
さっき海にふと投げ込んだ石が次ぎに陸に上がるのはいつのことだろう
4
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灰色猫
月という舞台で歌う女神さま七十五億の子守の唄を
21
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行中納言中将知師
長き夜の思ひによりてこの恋の みだるる糸をたれか解かむ
10
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滝川昌之
春雨にしばし黙して若鳥は恋唄までと喉休めおり
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