螢子のお気に入りの歌一覧
トーヤ
さよならを告げられぬまま明日へと動き出してく月も私も
10
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紫苑
饒舌のクシコスポスト輪の外に蹴り出されたる石のいくつか
11
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沙羅
砕かれた記憶のかけらをポケットにしのばせたまま会いに行きます
8
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沙羅
たくさんの思い出なんていらなくてひとつぶだけを残してすてる
11
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北大路京介
まず君の誕生日だけ試そうか京都タワーをアオく光らす
12
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北大路京介
狂うほど 心ねじれる想いごと 京都御苑にサファイアの雨
5
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たんぽぽすずめ。
少しづつ蝉の鳴くのが遠のいて見あぐ林は墓標となれり
11
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七色コイン
きみはそう太陽だった。闇の中、生きてた僕に光をくれた。
15
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光源氏
山並を明るく照らす秋の陽よまぶしきほどの庭のまどろみ
7
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蒼井 月子
知らぬ間に更地になった一画の土は初めて秋の風知る
20
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雛
逢ひたひと思ふ氣持ちで精一杯背伸びをしても屆かぬあなた
3
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沙羅
とりたてて悲しいこともないけれどそれがしあわせならば哀しい
26
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栞
携帯のカメラを向けて風景を切り取ればきみが心に浮かぶ
8
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ケンイチ
故わかず黙すこころのさびしさをけふはうたはむ破片を統べて
10
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栞
肌寒い夜が部屋へと流れ込みひとりがくっきり浮かび上がって
8
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浅草大将
尋ぬればむかしの春の跡もなくただ秋かぜのやま吹のさと
26
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ケンイチ
旅ゆかぬ日の気まぐれに手にとりてみし啄木にしたしみ初むる
10
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ケンイチ
窓際に並べし麦酒瓶に透くまろきひかりに街路は遥けし
14
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ケンイチ
夕さりにやうやく醒めて心よしいまいちどこのうつくしき世に
17
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ケンイチ
まだ明けぬ夜の広きにひとりいて鏡のなかに浮き立つ灯影
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