水月のお気に入りの歌一覧
へし切
冴えこほる雪解の水に梅の花 寝覚めて咲きぬ一輪の春
24
もっと見る
河のほとり
あやしくも月の光にかほる香や花の白きに紛へたるらむ
13
もっと見る
コタロー
眞夜中にくつきり浮かぶ痩せた月酒とロックで明日を生きやう
6
もっと見る
コタロー
痩せ細り絲の如くに眞直に生える枯れ草春を待たざる
4
もっと見る
コタロー
空家にて誰が切つたか切株の隆々として根つこは生きる
6
もっと見る
へし切
春ながら雪は家陰に消えのこり菫ひとつの暖かさかな
32
もっと見る
舞
影長く家路に寒き冬の風身を縮めつつ妻のもとへと
5
もっと見る
萱斎院
霞むひにさそはるる風まよふらむ 雪の涙の濡らす軒端に
8
もっと見る
コタロー
告げるべき想ひレターに書き綴り紙飛行機は校庭を舞ふ
8
もっと見る
コタロー
君に讀むこの物語の結末はあへて白紙のままにしてある
7
もっと見る
灰色猫
あまりにも誠が誠であったため焚書されゆく哀しき詩集
23
もっと見る
灰色猫
夕暮れに仙女がひとり舞っており唐紅に染まる羽衣
16
もっと見る
へし切
ごめんねと言わせてごめん 思いやり それが優しさなんだと思う
31
もっと見る
吉野 鮎
末黒野の若草山をけむらせて一日のあめや 春のさきがけ
19
もっと見る
コタロー
日の丸を掲げて歩くレジェンドと世界一目指す若き侍
6
もっと見る
灰色猫
本土まで届かなかった沖縄の悲しい風が今日も吹いてる
18
もっと見る
夢士
母の胸抱かれ眠る幼子や何を夢みて笑ふ口元
16
もっと見る
へし切
さびしさは心のそらに満ちるらし露ぞかはかぬひとり寝の床
24
もっと見る
灰色猫
安楽と延命するとの権限に悶え苦しむブラックジャックは
14
もっと見る
灰色猫
潔く捨て去ることも出来ぬまま核の業火に弄ばれて
16
もっと見る
[1]
<<
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
>>
[43]