詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
家々の柿の実たわわ秋日和旧街道を北へと走る
12
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ひよこ豆
言の葉が後方二回宙返り着地ふらつき戸惑い隠せず
18
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へし切
さびしさを色に埋もるる 蔦紅葉 人はたづねぬ 吾が庵の軒
22
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KEN
シナモンとバターの香るパイの部屋林檎うたた寝吐息も甘く
17
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詠み人知らず
五年ぶり八重洲北口北回りお上りさんですお願いします
14
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ななかまど
言いかけて辞めた言葉を呑み込んで「いい天気ですね」空を見上ぐる
7
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恣翁
蟋蟀の 鳴き弱りつる声聞けば 夜寒身に沁み 哀しかるらむ
21
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詠み人知らず
ひつじ雲吉備のやまなみまだ蒼く裾野彩る紅葉目覚めよ
15
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煩悩
炒飯に目覚めた男子は王将へ通い中華鍋を買う
7
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滝川昌之
高啼きで雑木林の葉を落とす百舌鳥よ招くな木枯らしはまだ
23
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灰色猫
白雁や翼を持たぬ喜びを秋の空より祝っておくれ
21
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灰色猫
どこまでも私が私であることの祈りとしての私の名前
22
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Chico
つきあぐる痛みにたへて浮かびくる月下美人の恍惚の貌
21
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石川順一
恐らくは生まれたばかりの赤き蜘蛛常緑樹の葉を行ったり来たり
12
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横井 信
ゆっくりと杖を頼った歩き方 力を抜いて見直す姿勢
13
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ひよこ豆
草影は寒かったのか塀の上バッタ飛び乗りじっとしている
14
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へし切
花に継ぎ青葉うつろひ ハナミズキ 立枝色こく紅葉しにけり
20
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KEN
戀を追ふ人の氣配と振り向かば 地に落つ林檎隱す朝霧
18
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Chico
眞晝間にほつと息つく 鳩時計 見屆けて 皆 動き始める
17
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舞
ぼんやりと明けゆく街の音を聞く吾れ消えゆくも変わる事なき
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