詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
将来の 自分を夢み 励めども うまくいかぬを 家畜とは呼ばぬ
23
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恣翁
本気さへ 出せばできると 吾娘は言ふ 本気出せぬも 実力のうち
31
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恣翁
息殺し 水平線を 見つめたれば 闇こじ開けて 初日昇りぬ
26
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恣翁
新たしき 光を浴びて この年の 幸多かれと 頭垂れたり
29
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恣翁
初春に 一際冴ゆる 南天の 紅き数粒 拾ひ帰らむ
29
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恣翁
尊大なくせに卑屈で 臆病な 肥大した君の 自己愛を撲つ
29
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恣翁
ラジオから 流れる曲を 口遊む 吾娘は違へて 偸かに笑へり
29
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恣翁
寒梅の 枝に宿りし 雨滴 生気を帯びて 朝東風に揺る
35
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恣翁
老いたれば 夢覚め易き 冬の夜も いつか明くべく 春の日ぞ来る
23
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恣翁
昨晩の 雪を残せる 南天の 枝やはらかに 撓めて在りぬ
26
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恣翁
交譲葉の 若葉のやうに 君達は 嗣がむとするや 子といふだけで
28
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恣翁
玲瓏と 閨に射し込む 戊夜の月 くの字に臥せる 身を照らしたり
38
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恣翁
高層の 棟の上なる 淡青に 白く残れる 半輪の月
53
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恣翁
哀しみの 凝り咲けるか 越州の 雪こそ重く 胸に降り積め
31
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恣翁
眉月の 零れし雫 霜と凝り 気に満ちてあれ 皎々として
24
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恣翁
本物の 闘いだけが もつ凄み 覚えず脚の 慄きにけり
24
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恣翁
春深く 水の翠の 浄くして 我が衣さへ 染めゆかむとす
26
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恣翁
柊の 枝にその眼 貫かれ さぞや痛かろ 門の鰯は
27
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恣翁
電灯の 光の中に 青い輪を 重ねて燻る 煙草の煙
25
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恣翁
ふつふつと 身を躍らせて 湯豆腐の 浮き沈みせり 来し方のごと
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