成瀬山水のお気に入りの歌一覧
風花
前栽に咲き並ぶ色とりどりの夜会う花に心照らされ
13
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矢車菊
久方のレモンスカッシュ飲む夜は流星群で満腹になる
12
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詠み人知らず
水のない側溝の底のぬらぬらは 人の吐き出す妬みの澱か
18
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速魚
あの日から別の宇宙で一人きり迷子となって漂うわたし
9
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速魚
この鏡ガチャンと割れば異界への扉が春の闇に開かれ
10
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みかるん
薄切りの旬の林檎を頬張れば程よい酸味君といる日々
6
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寧々
夜半過ぎぼうとゆはみぬ櫻道いかういかうよこころ溶かさう
6
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己利善慮鬼
新月を染めて宴は燃え上がる満ちることなき恋慕の果てに
5
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浅草大将
それもまたよし野の春とたづねゆく花の奥なる雪の花みち
8
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舞
時守の眠り醒ますな花の夜暫し留めん繚乱の春
17
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恵
帰り道見上げた月の美しさ春の夜空に凛としており
25
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へし切
惜しむれば散りてぞ後の花いかだ名残を人の胸にとどめて
25
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詠み人知らず
大人びたコスメの顔の中学の女子の膝には体育の傷
8
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へし切
華やげどこころの空に花の雲咲き染むうちは晴れじと思ふ
23
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恣翁
草臥れて 身を放るがに腰下ろし 卓の麦酒を一息に飲む
21
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秋日好
梅七年、種から届きし青空は故郷離れた甲斐のありやと
16
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亜梨
永遠の言葉の海をたゆたえば泳ぎを覚えつ忘れつ詠みいく
2
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風花
竹林の青々光るその先に葉に囲まれた九夜月光る
18
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風花
夜桜の満開なるや妖艶な色を静かな闇に浮かべて
19
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河のほとり
桜花雲居と見ゆる野の道は旅の果てをや空にさだめむ
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