桜田 武のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
ほら夏はまだ消えずあるこことそこシオカラトンボが停まり教える
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滝川昌之
肝冷やす酷暑エアコン電気代 恨めしや今夏の請求書
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小林道憲
亡き人の送り火焚かれて 今宵また 手を合わせれば涙こぼるる
5
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小林道憲
尋ねきし家は新たに変われども 表札の文字 昔のままなる
4
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恣翁
滑らかな砥石の肌に 包丁の刃 冷たき音を立てたり
13
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バジル
夜明け前のマジックアワーが僕達を真白な愛から他人に戻す
10
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横井 信
帰り着く駅のホームの屋根越えて遠くで上がる花火が見える
9
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ななかまど
日傘さし午後の猛暑に歩きだす銀の裏地の下のオアシス
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へし切
約束の蛍になって来たと言ふ 眠れぬ夜のあさきゆめみし
11
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へし切
見つけたよ 八月に入りてあきあかね 雨 潸潸と 秋近しころ
11
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小林道憲
はらからはみな身罷りて われ一人 九十四歳の今を生きいし
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ななかまど
寄せて引く波音聞けば浮かびくる親と見た海子らと見た海
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ななかまど
夕立ちが過ぎれば直ぐに鳴きかわす健気な蝉の命の宴
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滝川昌之
定年で収入は減るその不安口に出さずも妻と分け合う
11
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滝川昌之
横着にプラネタリウムで夏の星リクライニングでの大三角形涼し
11
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灰色猫
本当に神様みたいな人だねと言われた過去を焼却しよう
6
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灰色猫
火葬場の跡地の芝に転がって夏に焼かれる生きてるわたし
11
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バジル
艶やかにあなたにも来る花時を祈るだけなり父というもの
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KEN
山百合を 香と焚くかは 夏の風 梵字に触れて ほのかに涼し
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ながさき
咲き誇る ニッコウキスゲ あでやかな 君の姿に こころふるへる
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