葡萄のお気に入りの歌一覧
舞
御身名さえ知らぬあなたの行きずりの襟涼やかに難波津の風
10
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浅草大将
ともに塗る爪には赤いほうせんか色よ落ちるな初雪までは
13
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浅草大将
悲しみはゆくへしら帆の一葉舟こよひながすか沖つしほ風
12
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浅草大将
ぬばたまの闇に隠れて生くる身の名こそベムベロそしてベラなれ
8
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浅草大将
初雪やとなりはラヂオ聞くひとぞ病み逝く吾子に万歳の声
12
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浅草大将
春の蘇州みづの表にふたりかげたゆたふ夜を胡弓ながれて
12
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もなca
澄みわたる空の青さにあこがれて我が身に色を映すあじさい
12
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もなca
折々の心の色を詠い継ぎ流れる日々にしおりをはさむ
10
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聴雨
折々にあま風の訪ふ窓べにてうたのやうなる蛍火ながむ
12
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聴雨
君待てど雨音のみの聞こえくる窓にうつるはわが憂ひかな
19
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ゆうくん
人は皆 心に夏の 空を持つ たとえれば蝉 白亜紀の恋
5
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ゆうくん
五月闇 一葉の影に 風を聴く あの夏の日の あの静けさの
2
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恣翁
逢ふ前は 杜鵑に故郷を憶ひしが 君知りし今 何れか偲ばむ
15
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恣翁
待つ人の来たらず 杯に月浮かべ 酌めば香れり 茉莉花の風
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佐藤晴
鈍色のかそけき籠に覆われてただこの街は音に溺れる
18
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佐藤晴
太古なる母の海には劣れども湯船で癒すわたしの野生
12
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佐藤晴
重力に従うように落ちるのも逆らうように掴むのも、恋
15
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はな
9号車4番ドアに寄りかかりきみのしあわせ願ってるふり
11
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はな
わたしには向けられることのないきみのまぶしい笑顔が少しかなしい
5
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詠み人知らず
船小屋の炉に並びたる干鰯濁った目には漁場のおんな
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