紫乃のお気に入りの歌一覧
葉月夏生
わずかに残るもみじ葉が 月の光に照らされていっそう紅く
7
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葉月夏生
悠として揺るがない大樹となって私があなたを守ります
17
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円香
今ここで掴み損ねた手のことをいつか後悔するかもしれない
17
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透
鰯雲どこか独りでないような思い違いを泳がせている
24
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ライテウ
ぼくたちが友達だったあの夏の白線はまだ残っているか
6
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ライテウ
サヨナラは苦しまぎれに言えばいいいつか月夜に透けていくから
5
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ライテウ
はじめから放たれてゐた矢のやうに言葉は消えて海にたたずむ
6
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宮岡絵美
飛行機のすいと一筋ひきてゆく生命線のごときひとすじ
12
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宮岡絵美
人生の深淵とやら我にありあなたにもあり彼らにもあり
12
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いはしろ
人類が地球を捨てて舟に乗る足の陰から猫が見ている
11
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孤望
出会うとは神の意志なりさりながら再び会うは人の意志なり
12
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きりあ
青年は誤解したまま跪く標になるは月の光りで
14
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銀ねず
もやもやなそれは私を統べていて たかが月夜に泣かせたりする
22
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紫苑
あかねさす紫煙ただよふ夕映えに引き留めらるる心地こそすれ
16
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さとうはな
朽ちるなら美しきまま滅ぼさむ 手折りて雪に埋める寒椿
9
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水葉
ひさかたの小春日和のあお澄みし光散りばみ目に痛きほど
12
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恣翁
昨晩の 雪を残せる 南天の 枝やはらかに 撓めて在りぬ
26
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きりあ
鈍色の空から落ちて来る雪をこの手できみの髪に飾ろう
13
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詠み人知らず
生まれておいで ありったけの肯定をシャワーのように浴びせてあげる
35
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東大寺
盲目の ピアニストには 音色という 色彩がきっと 見えてるのだろう
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