石川順一のお気に入りの歌一覧
彌生
一面に咲く向日葵の只中を 走れ自転車 青天の下
5
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大獏
短册に書ゐた願ひは色褪せて共に結んだ記憶 濃くなる
8
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夕夏
かしゃかしゃととどのつまりはあつめられあきらめさとりいるほとけなり
3
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灰色猫
渇き飢え洪水津波あまたなる苦しみを越え紡がる命
20
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灰色猫
炎天にのたうつめだか睡蓮の葉陰に隠れ涼を取りおり
19
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夕夏
のどぼとけしでのわかれのさいごにはかしゃりとおんをはっしてとじる
2
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夕夏
にしびさすひよけのたなのたわわなるきううぃのみのりなつひをあびて
4
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吉野 鮎
みどり兒は甘やかにあり空蝉の世に綾なすは生命の縁
7
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吉野 鮎
空蝉の世に生れしみどり兒の哀しみしらぬ頬に脣よす
11
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吉野 鮎
去年師走この櫻樹に空蝉の碎けちりぢり渇きし音に
9
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吉野 鮎
なごり梅雨潤す地面に數多なる穴痕殘る蟬時雨の朝
12
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吉野 鮎
沁みる雨ななへの眠り解く朝蟬しぐれするなな月七日
13
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び わ
執われる毎日それを繰り返す人生それで苦楽生まれる
6
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秋日好
昼前にふたり眺めた熊蜂は夕暮れ芝生で死に絶えていた
18
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中野美雄
このしののめに死のたしかにい立ちをれど すがた茫茫さだかに見えず
7
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詠み人知らず
縁ありて 出会いし友よ 煩はば 幾度とても 語らい合はむ
15
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詠み人知らず
暗記するつもりで始めた本歌取り そらで言えるの半分だけって
15
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詠み人知らず
連なりて 遥かそびゆる 古語の山 爪立て登り まず一合目
20
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詠み人知らず
鈍さ故 これまでどちらが多かろう とりこぼした幸 受けざりし痛み
17
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詠み人知らず
ふつふつと 人間知りたき欲の出づ 魅力溢るるその歌ゆえに
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