夢士のお気に入りの歌一覧
つゆくさ
湯船中 こっくりこっくり 舟漕いで 夢の続きは また改めて
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光源氏
くれまどふかかる身空のかなしきに闇もうつつも鎮めかねつも
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ながさき
忽然と 大地より湧き 虚空まで 宝の塔は 浮かんでいた、と
8
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芳立
似た味はよそにもあつた大筆でらーめんと書くこだはりの店
7
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へし切
霞立つ雲居にうかぶ城の跡 垣に残るは秋草紅葉
17
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詠み人知らず
日は昇り今日もあなたと支え合う そんな一日大事にしたい
5
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秋日好
思い出の端切れ集めたカーテンがキッチン小窓を優しく彩る
8
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美津村
雷雨去り雨だれの音間遠くなる庭に鈴虫鳴きはじめたり
9
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河のほとり
雨間なき空には何のゆかしとや鳥は軒端を離れてさまよふ
7
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詠み人知らず
陽だまりにまるまる猫は心地よさ邪魔するなよと目で語りおり
11
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只野ハル
レンタルの歩行器返し車椅子代わりに借りて父を連れ出す
7
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へし切
雲居なす心もしのに秋時雨 涙にかすむ君が面影
18
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都詩
新聞の歌壇を切り抜き束ね置き我の帰りを待ちくるる父
18
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芳立
たしかなる君をし欲ればぬばたまの瞳のふかき水にさまよふ
7
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紫苑
誘うてひとになびかぬ木犀のみぢかき春をひたにほひたつ
16
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恣翁
榛の茂る片岨切り拓き 清濁分かつ眺め味はう
10
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只野ハル
刻まれて田に撒かれたる稲藁の朽ちて肥料となるは寂しき
6
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由縁
過去の傷千千に乱れる心うち鎮めんと詠む中空の歌
5
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みなま
充分に熟せばはぜるカタバミの実を護りきたるハートの葉っぱ
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みやこうまし
団栗の形さまざま並べれば見ぬ弟妹の面影浮かぶ
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