富鴨のお気に入りの歌一覧
紫苑
夕づつは庭に放ちしてんたうの空に溶けゆくくれなゐふたつ
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詠み人知らず
長き日を独りで生きて来た故に弱さを隠す習いとなりて
23
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みん
しょうもないこと思い出し数時間経った今でも一人ニヤニヤ
9
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夢士
ひと月の命永らへ愛猫の炎燃え尽き天に召されむ
14
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夢士
長き時共に過ごした思い出のページの中に君は生きをり
11
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へし切
雲間より覗く夕焼け空眺め明日は晴れて鳶が飛び立つ
20
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小幸
いつからかチリチリ痛む傷跡よ冷たく刺す雨 足が止まる
9
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小幸
すれ違うどうせ秘めた恋空しく人知れず消えて無くなるだけ
6
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小幸
届かぬは奥に積もりし恋化石 掘り出すことも許されぬこと
10
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吉祥地女
人間が服を着たのはとけるため熱い海原雫なるため
9
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焼鯖
ハナの記憶がよみがえりて醤油のかほり 郷の母よもうすぐ帰るよ
2
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しずく☆・.…。
凌ぎ難き晩夏を野分が連れ去りて天高き空秋の涼風
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己利善慮鬼
久見草風にひさめく昔より氷雨となりて吾を貫きぬ
3
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焼鯖
さよならと呟く声は掻き消されたの パンタグラフの冬の光に
4
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焼鯖
秋雨の宵の延びゆく寅の刻うつらうつらも延びゆく心よ
6
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詠み人知らず
白鷺と飛行機交差す秋の空背負って帰るよ川端通り
4
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詠み人知らず
先のないただの思ひ出作りだと始めてすぐに解かっていたのに
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小幸
沈黙の後にあなたが笑うから思わず「好き」と呟いてみて
10
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小幸
逢えたならお風呂に入ろふたりでね あなたの髪も洗ってあげる
7
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小幸
つまんない逢えない夜は長くってイヤなことだけ考えるから
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