ラベンダーのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
ネガフィルムケースに詰めた朝顔の種はまた来る夏の被写体
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リクシアナ
美濃判の歪むガラスに陽は溶けて唱歌に添いし古きオルガン
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リクシアナ
ゆく夏は紅き小菊を残しおり摘めど飾れど秋は淋しや
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へし切
お話はできないけれど知ってるよ開く絵本に目をかがやかし
25
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まあさ
残炎を すっかり流して いくような 夜半から続く 強い雨音
23
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夢士
鳴き交わす虫の音清か帰宅の途我が庵に懸かる上弦の月
23
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灰色猫
嫌ってた社会に救われ恥ずかしく生きていこうか恩にまみれて
24
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紫草
チェーンソーの音が途切れて汗だくの男ら現る三時のお茶に
25
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夢士
抱かれてじっと吾が顔見つめいて「これでさよなら」すーっと目を閉ず
22
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詠み人知らず
たくし上げ床踏み鳴らし舞い爆ぜる アンダルシアの熱き踊り子
22
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まあさ
夏休み 最終日の朝 蝉の声 宿題帳を 整えて聞く
20
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吉野 鮎
桔梗咲く邊りに微か音のありや青紫の蕾ほどけぱ
21
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灰色猫
切なさはもうとめどなくあふれだす果てる命の儚さゆえに
17
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灰色猫
誰にでも終わらぬ夏があることの追憶として冷えたラムネは
21
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灰色猫
夏燃ゆる長い長い黒髪であったあなたの風を愛そう
14
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詠み人知らず
三歳の息子に メンチきらす母 広島女の 子育て愉快
13
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び わ
ひーふーみ歳を重ねてナナトキュウ(七十九)父の倍越えその先みつめ
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ふじこ
いつもより機嫌が悪い幼子を撫でてあやすは親の手心
14
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新座の迷い人
故郷を 思い出しては 酒を飲む あの光景が 変わり果悲し
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舞
陽差し降る目にも優しく木漏れ日の緩やかに揺れ葉月つごもり
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