滝川昌之のお気に入りの歌一覧
聴雨
利き酒の猪口に蛇の目の青沈め仄と紅さす月浮かべみる
14
もっと見る
詠み人知らず
青空の 冷えた空気に 晒されて 神も風邪引く 手を掲げても
6
もっと見る
詠み人知らず
命より 尊い価値が あるならば 財布握る手 手放し笑え
3
もっと見る
詠み人知らず
詩を綴り 人目気にして 書くことを あきらめている 私の難読
2
もっと見る
詠み人知らず
反感の 目でしか見れぬ テレビ消し 平和語るか 不幸語るか
7
もっと見る
積 緋露雪
風花が舞ふ窓外の景色熔け行くダリの繪の如く内部を染めて
2
もっと見る
睡密堂
荷造りのひもを解かずリカちゃんを眠らせているかつての少女
8
もっと見る
ななかまど
十八と違うときめき覚えおり老眼で観る東寺の紅葉
18
もっと見る
継海
廢品の衣類置き場にそつと置く婦人の手から未だ離れず
3
もっと見る
千葉 甫
突然の間近で響く雷鳴の絶えて静かに降る雨の夜
9
もっと見る
詠み人知らず
寒空に 薄着姿の 好々爺 柿を突かせ 小鳥を愛でる
5
もっと見る
詠み人知らず
生あくび チョーク避ける 技見つけ ゆとりで育つ 周囲の守り
2
もっと見る
詠み人知らず
甘い蜜 舐めて感じる 指の味 虫歯になれど 平気な政治
2
もっと見る
音蔵 雅秀
夕間暮れ 冷へ冷へと浮く白き月 静寂の中淋しさの増す
6
もっと見る
音蔵 雅秀
さだまさし 生き様切り取り歌にして 心沁み入る歌う語り部
6
もっと見る
び わ
高齢者邪魔な存在社会にてそうならぬよう健康注意
6
もっと見る
茂作
借り畑は仕舞ひと云へど春の菜を 植へる人あり實り無しやに
11
もっと見る
横井 信
落ち葉踏む駅の出口の公園でそっと見上げる十三月夜
12
もっと見る
杜鵑草
済まぬ子よ金運線の短ければ父を恨めよ ぢつと手を見る
10
もっと見る
花井和
どこか君に似た欠落のふるさとは夢の中でだけ行けるあの町
7
もっと見る
[1]
<<
119
|
120
|
121
|
122
|
123
|
124
|
125
|
126
|
127
|
128
|
129
>>
[2885]