ラベンダーのお気に入りの歌一覧
荒野のペンギン
あぁそうか今日で八月終わるのかあわてふためきやがて哀しき
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さへき さうじん
この夜は扇風機の風心地よく 秋の気配を漂わせたり
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宴
ティーシャツをすり抜けていくこの風がいつものように突然に秋
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関山里桜
秒針が九月に触れるぎりぎりに最後の恋の手紙を出した
6
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朔夜
明日バス電車混むかと八月の三十一日涼風強し
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リクシアナ
黄昏に泣く子抱きて口ずさむ月もまどろむ白秋の唄
28
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恣翁
大空に 透き徹る秋の粉噴かせ 長かりし夏の休み尽きけり
20
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inosann
何気なく「元気です」の曲聴きながら乗らない気分を左右に揺らす
25
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紫草
きりきりと絞りあげたる布のようまだまだ吸い上げまだまだ学べ
21
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恣翁
実の入らぬ稲田に立ちて ぼんやりと 山背過ぐせり 幽霊のごと
21
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詠み人知らず
水撒けば 浅き溜まりに伝書鳩 逃げもせで飲む 喉鳴らすがに
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秋日好
西空に理想通りの三日月が日没追いかけ同衾狙う
20
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灰色猫
痛くって思い出したの肉体はとても静かに吠えていること
24
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滝川昌之
遠雷か祭囃子か網戸から 庭でコオロギ鳴き出す宵に
25
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詠み人知らず
職人の手技冴えたる波斯絨毯 精緻極むる忍冬文かな
19
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河のほとり
思ふこと深くて見れば夏山の茂きみどりの色ぞかなしき
21
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inosann
白黒の母に甘える一枚が今も脳裏に焼き付いている
27
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リクシアナ
萩の風ふけば燈火恋しくて閉じて久しき晶子ひもとく
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秋日好
金色の鯉の幼魚は先住の金魚に構って欲しそうに見ゆ
22
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滝川昌之
潮焼けのデッキシューズを裏返し何度払ったこの夏の砂
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