詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
木蓮
樽底に悲喜こもごもを詰めてきた 漬物よりもしわしわの手
7
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恵
闇待ちてひっそりと咲く月色は吾の恋に似ており月見草
21
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詠み人知らず
密やかに川面に浮かぶ月みれば君に語れり我の本心
14
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光源氏
恋ひわびて伏し身の露はかはかねど風のさやけき深草の里
11
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松本直哉
ゆびそろへもろ手ならべてかんがへる十二指腸のながさみじかさ
3
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灰色猫
あふれだす涙の雫は四季の色 移ろい映してこぼれ落ちてく
27
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松本直哉
いんげんのすぢとるやうにひとつひとつボタンをはづす添ひ臥しのよる
6
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大埜真巫子.
あたらしく 生まれ変わったようになる 娘の誕生日 近づいている
19
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詠み人知らず
路地裏の目立たぬ古い店構え暖簾くぐればほっと寛ぐ
23
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美津村
死んでも母は地獄へなんか行くものか地獄の如き世を生きたれば
14
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みなま
呼び捨ての彼氏にふっと興が冷めこれが若さとおのれをさとす
13
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あまおう
焼き芋をレンジでうまく作れたら 男やもめもホカホカするさ
22
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詠み人知らず
ブンブンと体当たりする硝子窓何がそんなにむかつくカナブン
22
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詠み人知らず
末席でお茶を少々啜るだけ PTAで喋っては駄目
11
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参田 三太
待つ人の 来るや来ぬやの 百日紅 秋来たりとて なほ待ちわぶる
6
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すばる
毎晩の絵本の朗読卒業し一人寝の子に寂しくもあり
20
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参田 三太
クッキーてふ 乳くさきもの 食らひつつ 減らずの口を たたくな君よ
3
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灰色猫
まだ寝てる 君をくすぐる ねこじゃらし 朝の散歩で 摘んできたもの
19
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秋日好
我が内に燻ぶる小さな灯火は時に広がり身体を燃やす
18
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蜜柑
デートより逢引という語が似合う指輪をはずし繋ぐ左手
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