夢士のお気に入りの歌一覧
河のほとり
はげしくも嵐な吹きそ寂しきに花をだに見て行かむ山路を
11
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詠み人知らず
人をのみ車をのみてまちをのむ怒号となりて引き潮となる
6
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詠み人知らず
逃げろとふ波の高きに叫べども海が拡がり地の失せるごと
5
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あまおう
春風は何処から吹いて来るのだろう きみが居そうな総務課あたり
27
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へし切
はや四年 いまだ四年の それぞれに 震災跡を辿る哀しさ
26
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只野ハル
近頃は酒を呑む気の起らねば駄洒落の歌のひとつ浮かばぬ
11
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へし切
老い痴れて 来し方のこと夢と消へ 何残すらむ 吾の足跡
19
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只野ハル
漱石の齢を越えてそれからも道草ばかり門には行けぬ
17
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来夢
実家にて 母に送りし エアメール 二十歳の夢が 眠る引き出し
6
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恣翁
いつの日か 手づから植ゑし蜜柑の樹 花の開きて雪噴くを聞かむ
15
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林林
我が手から食事を必死に食べる母 生きていたいと もがくが如く
13
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己利善慮鬼
失いし栞を探す旅に出て電車に揺られ読み終わる本
6
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林林
子どもらの大事なおもちゃ壊せしに修理より先に謝らなくては
6
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由縁
配達を恋文よりも心待ち 義父の介護の調査結果を
6
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片井俊二
飲み終えたホットコーヒーの空き缶に奪われてゆく指のぬくもり
7
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浅草大将
浪かぜは寄すともあだに返すまじ皆はらからの海の鎮めに
12
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詠み人知らず
ちいさけど茎に二枚の葉がひらき土からのぞく朝顔の萌ゆ
2
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詠み人知らず
はや四年我に成せるることなきが風にさらされ忘れはしまじ
3
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詠み人知らず
幼子のママに言ひたるごめんなさい笑顔になりてありがとうとぞ
3
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へし切
おもろいと 思へば成らぬことも成る 浪速花道 男が通る
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