煩悩のお気に入りの歌一覧
石川順一
封筒はコクヨで二十枚入りを買ふ切らして別の会社の二十
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石川順一
カニサラダ、生エビ、イベリコ豚の寿司マグロユッケに熟成マグロ
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詠み人知らず
書いていて 僕が探せない場所で良い声にしていて 愛し子のきみ
10
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詠み人知らず
混沌のコンソメスープが煮立ってく灰汁もうまみも黄金にまぜて
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詠み人知らず
口開くそのたび誰かがぎょっとする「人にやさしく」実例みせてよ
10
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詠み人知らず
現実ではじまり幻想つかまえて 嘘にもどってく日常を、する
9
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詠み人知らず
滅裂な思考で生きるどれだけの枷を解いても研ぎにいけない
9
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石川順一
ジョギングはコスプレ参加者多かりき跨線橋では声援多し
15
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石川順一
無塩なるクルミを食べる現代詩「落日の駅、水際で呼ぶ人」
15
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灰色猫
純粋なひかりのままで生きてゆくあらゆる鏡を粉々にして
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灰色猫
鏡から逃げ出せないまま泣いているアリスを抱いて眠れる少女
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灰色猫
鏡だねお互い想いを反射して光の世界も超えてしまって
13
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灰色猫
この海が鏡であるなら月光に浮かべる言葉はあっただろうか
19
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へし切
満ち欠けの月を眺めて ふと思ふ そうさ僕らは完璧じゃない
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滝川昌之
飛びたくて飛びたくているいつの間に親より高く飛ぶ羽を得て
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石川順一
ホテルまで遠くて安くできるのか鬼の階段吹雪かれて行く
14
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石川順一
ヒューズ飛びテッドヒューズと強がればますますヒューズが飛んで暗闇
14
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詠み人知らず
飛ばないよう丸くなったるキーウィはおなか空いてない猫に補食さる
9
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詠み人知らず
新風が運ぶは佳き薫か古りし香か手に乗る重みは 実か 飾りか
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詠み人知らず
生きている村上春樹の書くものは未だに文学たりえていない
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