恣翁のお気に入りの歌一覧
トウジさん
今ならばたぶんあれこれ考える亡き妻が聞く明日のメニュー
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千映2
墓飾るけずり花さえ温暖化あおりを受けて店の片隅
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滝川昌之
通学のリハーサルかな背中より大きなランドセルのピカピカ
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痴光山
蒼穹に啼き広畑なかへと落ちひばり 無音のつつむ ぬるき春昼
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海野 冬雪
過疎町の若き家族の声は消ゆ買い手つかない空き家残して
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ながさき
紋白の 蝶々の遊ぶ 里山を 春の陽差しは 優しく包む
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横井 信
春の陽の土を耕し畝作り額の汗をしずかに拭う
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渡 弘道
ワイパーが時刻む重い沈黙一人娘父の介護へと
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ハジメ
心の眼差し強く広く持ち桜に恋する乙女の如く
4
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さえね
いちめんの珊瑚の骸ふみわけて浜ゆくときぞ星の音する
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兎桃
廃れたる昔の風ぞ懐かしき満中陰に海苔送り来る
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美生子
「あの花がほしい」と母を困らせた川の中州に咲ける水仙
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び わ
紫陽花がいつの間にやら芽を出して梅雨の季節を思い浮かべる
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茂作
紫陽花の枯れにし枝に青芽あり 東の風に春を知りてや
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ハジメ
死にたい夜の先に見つけた気持ち狭い世界から解放されて
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兎桃
伯耆路に翼休める烏ヶ山薄衣残し藍色に見ゆ
6
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三條
宇宙には美しいものだけがあり地上のわたしは疲弊している
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痴光山
メッセージにあらず美しき言の葉のひとかたまりが詩と 俊太郎
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シン
受け売りのような歌詞でも優しげに寄り添ってくるしんとした夜
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茂作
蕗の薹手に一杯に貰ひては こぼさぬやうに春を運びぬ
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