紫苑のお気に入りの歌一覧
半格斎
風向きがかはりて香りの拡がりし 里山の道 針槐かな
20
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詠み人知らず
ひたすらの手打ちうどんのおもてなしお遍路さんが手を合わせ食む
13
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もなca
日射しから小さく青い実を守るように枝葉をひろげる檸檬
19
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松本直哉
あをき花あつめて植ゑし庭さきにあをき花咲き夏は来たりぬ
6
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村上 喬
やわらかに降る雨見上げ佇めば街の灯りがゆうらりゆれる
30
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リンダ
文句言う両親不在の日曜日夜遊びせずに一人夕食
14
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松本直哉
さみどりのまろき実梅をぬぐひもて火酒に漬けゆくときのしづけさ
13
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ベイジー
初夏に咲く なでしこ揺れる温い風 「今」を愛えよ われにつぶやく
8
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リンダ
我が立場あやういものと諭すため天井と壁せまってきたり
4
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リンダ
いくつまで恋を求める歳なのか八十過ぎの焼きもちを聞く
13
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リンダ
本心を言ってはならぬと飲み込んで上がらぬ口角へのへのもへじ
20
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みなま
子と二人朝寝むさぼる休日の理由は天気のせい じきに雨
12
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もなca
花色は水色になり青になる 雨の季節をみちびくように
23
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浅草大将
酒、女、いづれもラムは良けれどもまことの味をかみの子羊
6
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みなま
昼下がり気持ちに生えるぐらつきをグールド奏でるピアノに直す
10
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falcon
卯の花の匂ふあたりをかくそぞろ歩むくちびるなつかしきうた
8
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悠々
呑まれたる邑は海市となりけるも 廃墟の土に芽吹く蒲公英
34
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みなま
焼け焦げのトースト半分いぬの腹に残りは雀のめぐみとなせり
13
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falcon
いちめんの野ばらの向かう青きうみ揚陸艦とイージスがゆく
2
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舞
道ばたの ひと 名もしらぬ 諸草の 踏まれても また 今日も 咲かせる
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