falconのお気に入りの歌一覧
松本直哉
ゆきやなぎ咲ききはまりて花序重し思索のはての春の夕闇
13
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灰色猫
しっとりとトマトの皮を剥くときのゆびさきが聴く太陽の歌
27
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只野ハル
向かい風ペダル漕ぎ行くボクの横初燕二羽かすめ飛び去る
20
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紫苑
査証なと問はぬ町なれぬばたまの真夜のコンビニ敬語の訛り
14
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灰色猫
翁見ゆ林檎の色は何色ぞ我と同じき紅にやあらむ
20
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inosann
親らしくあり続けんと子のために積たる月日のアルバム開く
27
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はまたいと
黙祷の 静寂の世界に ただ一人 静かならぬは このこころなりけり
9
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紫苑
尹東柱生れてももとせすぎゆきの影しのびよるうつしよにゐて
14
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片井俊二
ちらほらと朝のベンチに腰かける人々を連れ訪れる春
11
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只野ハル
悲しいと呟くのって悲しいね時も癒せぬ深い悲しみ
26
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灰色猫
さらさらと母が流せし言の葉に想い偲ばす曲水の宴
29
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大上
煌めくは永れ月夜に弓張りよ先逝く者も心解くかな
7
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吉野 鮎
竹山広詠ふ「ナガサキ」の哀しみ癒えず「フクシマ」に續く苦しみ深く
12
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只野ハル
寂しく諦めたように陽が沈み今日も同じように暮れてゆく
22
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夢士
嫁ぐ子の雛持ち往きしこの部屋の弥生の風や香のみ流るる
21
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只野ハル
おぼろげに浮かぶ書けない字のイメージを捉えて描く事もできない
12
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詠み人知らず
宗像の神の御許に行かむとてふたり搖らるるのぞみ自由席
8
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松本直哉
なごり雪消えなば摘まむ君がためリナリアの花アネモネの花
15
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野々花
「桜餅」売り切れ告げる和菓子屋の墨書きの文字まだ濡れており
25
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inosann
毎日の静かな時を感じつつ生きる命のうしろめたさよ
20
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