まるたまるのお気に入りの歌一覧
七色コイン
枯れ葉散る白いテラスの午後三時赤塚不二夫は歌も天才
8
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ケンイチ
君を恋ふ雑踏の暮れ方に酔ひ言葉は上の空に惑へる
17
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晴流奏
かけっこはがんばったってビリなのに母はエールを唐揚げに込め
8
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山桃
川太る野分のあとは寄る辺なくあがりさがりの白鷺の群れ
10
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紫苑
饒舌のクシコスポスト輪の外に蹴り出されたる石のいくつか
11
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芳立
秋分けて空はさびしさまさりゆく寂ならざる此の岸のうへ
17
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沙羅
とりたてて悲しいこともないけれどそれがしあわせならば哀しい
26
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芳立
月曜の二限は古文つめ襟を正して待つた美智子先生
10
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浅草大将
尋ぬればむかしの春の跡もなくただ秋かぜのやま吹のさと
26
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ケンイチ
窓際に並べし麦酒瓶に透くまろきひかりに街路は遥けし
14
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螢子
両の掌で掬ひし水が指間から垂るる滴に虹生まれたり
26
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聴雨
白秋のひかりのめぐる花々に結ぶゆふべの露のひとこと
10
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たんぽぽすずめ。
読めずして一ページ目に挟んでた栞に満る子の生まれた日
16
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芳立
法師蝉たれのゆくへを思ひつつ七日七日を鳴きや継ぐらむ
8
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芳立
幼子は習はぬ文字を掲げをりナハツリーベンヴィアデントイフェル
8
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紫苑
硝子砂もて描かれし魚の尾のそよぎて涼し花瓶のはだえ
15
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浅草大将
天をとめ打ち初めぬらし白妙の富士の雪なる冬の羽ごろも
7
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たんぽぽすずめ。
内側に雫を作り冷めてなを透ける耐熱硝子の如く
13
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芳立
君とゆく渡り廊下はクピドーの手を狂はする木もれ日のなか
8
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悠々
血と塩のオヤズの漁場オッカアの浜まるごど攫われカモメこ鳴くでァ
10
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