あぶくのお気に入りの歌一覧
音弥
駈け行けば野鳩飛び立つ足元を風切り羽根の音を残して
8
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望月薫
暖かな夜風の海に染み渡る月の雫と心の音色
6
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千葉 甫
寝に就いて眼閉じる前に眼をやった窓に覗いている赤い月
6
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西村 由佳里
あじさいにリボンを添えましょ一年にたった一度のお祝いだから
7
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滝川昌之
さざ波と 影を青田に 走らせて 昇れ夏雲 猛き峰へと
19
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艸介
一年の最も長き日にあれど これより陰る日々はかなしき
11
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うすべに
早々といのちを尽くす夏草の 綿毛をはこぶ風の夕焼け
11
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横井 信
いつもより遅い列車のホームには夏至の元気なひかりを浴びる
14
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KEN
時を經て 影を寫さぬ 山の井の 深みを思へ その水底の
13
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へし切
恋ひこがれ通ふ夢路に咲きしより妹と吾が寝る常夏の花
18
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夕夏
にちじょうをはこぶでんしゃのえんせんにうつろいみせてまちなみながる
2
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夕夏
いまおもうわすれないでねわすれてほしいあなたにいえるつたえたい
3
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詠み人知らず
短夜に キャンドルナイト 楽しんで くしゃみかけられ 火が消え笑う
5
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ななかまど
有閑は幸せなのか凪の海梅雨前線北にはりつく
15
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KEN
擬寶珠の 蕾を過ぎて 夏の風 ほの搖らすかも 褪せた卒塔婆
13
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滝川昌之
掻き分けて出合いがしらの群生の鉄砲百合に連射を浴びて
15
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可不可
アルバイト減った学生に無料カレー 綻ぶ顔 マスク外して
8
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洩矢転石
雨模様。きみが痛いと言うくらい抱きたくなった。梅雨入りはまだ。
5
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緒川みるな
夕風に吹かれて呷る一杯の冷えしビールの旨き真夏日
5
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葛城
真夏日につい贖いしアイスクリームしみじみ食いつ一息いれる
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