詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
病院の豫約の時間はんぱにて驛のベンチでおにぎりを食む
15
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滝川昌之
首輪だけいつも伏せてた定位置に遺影のように老犬は無く
20
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夢士
雨上がり何処ともなくあかね群れ弧描き居て向かふ大空
13
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恣翁
影黒き杜ゆ 追いかけ響く鐘 時告げ やがて余韻尽きけり
14
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うすべに
傾いた秋の陽ざしのひまわりの 稲穂にならいこうべを垂れる
12
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翠燕
自我に問ふ 答へ出ずとも 何度でも 長きの恋の 前途は雲路
13
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横井 信
秋色の風は涼しく吹き抜けてほどろに濡れた歩道を歩く
13
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KEN
うつりいづ 怨みの奧に 慈悲の影 ながらう姥に 取り憑く怨靈
11
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横井 信
垂れ込めた雲の隙間に光差し思い悩んだ夜も溶け去る
15
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ななかまど
お馴染みの酒屋のおやじが顔をだす令和の新酒は神と吾とで
11
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夢士
頂上を目指し進むやラガーマンじっと静かに応援の時
12
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へし切
「ごめんね」の言葉も空し 虐待の怒りも知らぬままに 幼児
16
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幸子
世を探り疲れた果ての幼子の眠りは白い木蓮の花
19
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翠燕
木根囲み 集ひ咲きたる 曼珠沙華 輪の中皆で 生きたい私も
14
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詠み人知らず
木犀の香りをいれて厨ごと運びくる風やさしくつつむ
14
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滝川昌之
地道って道じゃないけど辿れれば最短距離と誰もが気づく
17
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恣翁
秋風は 家々の上を高く吹き 屋根の夕映え 衰へにけり
14
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吉野 鮎
歸りきて汝が影のなき部屋裡に射し入る陽長き神無月午
18
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へし切
暮れかかり街の灯りのぬくもりに君を恋ひしむ秋はたそがれ
15
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夢士
椎の実の落つる音聞く山里の林に立ちて見あぐ木洩れ陽
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