詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
秋色の風は涼しく吹き抜けてほどろに濡れた歩道を歩く
13
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夢士
雨上がり何処ともなくあかね群れ弧描き居て向かふ大空
13
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うすべに
傾いた秋の陽ざしのひまわりの 稲穂にならいこうべを垂れる
12
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コタロー
木下闇深く入れば森閑と鳥のさへずり微かに聞こゆ
10
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翠燕
暗闇の 電気の紐を 探すよう 我の片恋 先見えぬ不安
12
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可不可
心がはり決めつけられる迷惑は紫陽花の特権でもある
4
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ななかまど
山に病み巷に命つきるともいつかなりたし故郷の土
8
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滝川昌之
首輪だけいつも伏せてた定位置に遺影のように老犬は無く
20
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灰色猫
日焼けした君が微笑むフォトグラフ幼い恋の白いアルバム
21
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び わ
台風に直撃されて無残なり電気が止まり戦時しのばれ
4
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是瓜
あぁ君はそういう人であったのか かっこよかったの嘘ではないよ
4
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へし切
「ごめんね」の言葉も空し 虐待の怒りも知らぬままに 幼児
16
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横井 信
垂れ込めた雲の隙間に光差し思い悩んだ夜も溶け去る
15
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夢士
頂上を目指し進むやラガーマンじっと静かに応援の時
12
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恣翁
秋風は 家々の上を高く吹き 屋根の夕映え 衰へにけり
14
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あゆか
お湯沸かしお団子こねた命日は何をやってもボーっとしてる
6
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コタロー
道端の古く小さき野佛に誰かが供へた花が咲きけり
13
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灰色猫
図書室も吹き込む風も静けさも詩集も君も夏のままです
22
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詠み人知らず
憂いたり嫉妬焦がれて恋歌の溢れ輝く十年前は
3
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翠燕
木根囲み 集ひ咲きたる 曼珠沙華 輪の中皆で 生きたい私も
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